「
教育が変わる」って、どう変わる?
学習指導要領改訂があったため、小学校は2020年から中学校は
2021年度から前面実施され事になりました。
全開が2008年に改定されたので10年ごとに変わっています。
改定の内容として、小学5~6年で英語が正式教科になります。
また、プログラミングを必修する。
少し前に日本の子供たちの「学力低下」が問題となりましたが最近では
持ち直していることが挙げられます。
このことから、授業の時間数や学習項目に変化はありません。
2015年実施の国際学力調査PISAの結果を見ると、日本の生徒の
「科学的リテラシー」の平均点はシンガポールに次いで2位。
「読解力」「数学的リテラシー」では、シンガポール、香港、フィンランドなどに上位を譲るものの
米国やイギリス、フランスなどの先進諸国を上回っています。
なので今回の改定の大きなテーマは「 学力観 」の拡張です。
どういうことかと言うと、「知識や技術」を自在に、自分らしく使いこなせるまでを
目指した内容になってます。
何を知っているか? だけではなくその知識を使って「何が出来るか?」
「どのように問題を解決出来るか?」までを学力とみなします。
今回の改訂はこの「学力観」に沿って
大学入試のあり方まで見直そうとしているところがポイントです。
これまで学力とは、おもに知識や技能の量とみなされてきました。
「割り算」を教わったら、教わったとおり素早く割り算ができることが
「勉強ができる」ことだと考えられてきたのです。
しかし、実生活の中の問題では「これは割り算の問題だよ」と誰も教えてくれないので、
どの知識をどう組み合わせれば答えが出るか、自分で考えなくてはなりません。
でも、それがなぜ? 大学入試の改革までかかわるのか、さらに考えていきますね。
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